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エレクトロニックステアリングロックのトラブル 修理入庫

2017年09月09日



ステアリングコラムの奥に装着されているESLは、通常はキーをEZSに挿入すると「シャコッ」という動作音と共にステアリングロックが解除されます。

しかし、ESLの動作不良にてステアリングロックが解除されなかった場合、たとえEZSに挿入されたキーが廻っても、メーターディスプレイは「キーオン」状態にはなりません。


電子イグニッションであるEZSは、ステアリングロックであるESLの解除を受けることによって、始動許可を指示するセキュリティーユニット。

もしステアリングロックの内部モーター等の動作不良が発生すれば、EZSは次のステップ(ACC及びキーオン)への許可は行わず、キーを廻しても無反応状態に陥ります。


電子ステアリングロックであるESLは、メーカーでは「外販禁止指定部品」に属しており、基本「正規ディーラー」以外での修理は行えない体制をとっています。(盗難防止指定部位により)

しかし、ESL内部動作の不良トラブルの場合は、ESLユニットを交換して同期作業等の高額な修理を行わなくとも、本体の分解修理による再生が可能です。


ただし、基本的にESLは、ロック解除が行える状態で取外し可能な構造なので、最近ESLモーターの解除作動音(シャコッという音)が変だと感じられる車両は、早めに対処しておいたほうが無難でしょう。

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