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W215ベンツCL55AMG 修理依頼〜エンジン異音〜
2017年04月10日
修理依頼でお預かりした、CLクラスでは2世代前にあたる、C215型ベンツCL55AMGです。
CL500に搭載されているM113型エンジンをベースに、5.5Lまで排気量を上げスーパーチャージャーをドッキングしたAMGバージョン。 ノーマルのM113型エンジンでは306psというスペックに対し、更に約200ps上乗せされた500psという過激なスペックを有する、当時のハイパフォーマンスモデルです。
今回の依頼内容は、高速走行での加速時にエンジンからの音が大きくなったというもの。
https://www.facebook.com/xiv.co.jp/
試乗を行うと、アイドリング状態でもエンジン音及び振動が気になる状態であり、エンジンマウントの機能が低下している模様。
実際、現車からマウントを取外して点検すると、案の定かなりヘタっているのが確認できました。
その違いは新品部品と比べると一目瞭然で、マウント高の違いが明白です。 そのせいでエンジン振動が伝わりやすい状態に陥っており、高速での加速時にはそれがエンジン音として判断されている模様。
CLクラスではアクティブボディコントロール(ABC)等が装備されており、マウントの交換ではそれらの補器類がよりアプローチを妨げるので、最低限キャタライザー含めたフロントEXパイプの取外しは必須です。