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W216 ベンツ修理依頼〜パート2〜
2017年04月06日
特に今回のCLでは、アイドリング状態でも常にNo9シリンダーがミスカウント状態。
しかし6リッターの12気筒エンジンであるM275では、1気筒ミスしていてもフューエルカットが入らなければ、アイドリングでは殆どその体感を得ることは出来ない…それゆえ電子制御によりフューエルセーフ機能が作動しなければ、その不具合をドライバーは感じ取れずにアクセルを踏み続け、特に失火状態での高速走行では意図も簡単に触媒を損傷させ、排気詰まりによるエンジン損傷…という事態を招きかねません。
今回のCL600では、更に診断を進めた結果、残念ながら左バンクのイグニッションコイルの不良と判明。
インテーク周りや水冷式インタークーラー等を順番に取外して、ECIイグニッションモジュールを現車から取り外します。
これが今回交換する、左バンクのイグニッションコイル…その金額は、片バンクだけで定価約30万以上…。
コイルと同時にスパークプラグも片バンク分を交換…ツインプラグなので、片バンク6気筒分でも12本必要です。
さらに今回は、ボルテージトランスフォーマの不良も判明していたので、同時交換…今回の総額は、ご想像にお任せします。
無事修理完了し、入庫時とは違い車両コンディション絶好調です!!
そんな本日は納車!
無事喜んで頂けますように(*´ω`*)
R様今後とも宜しくお願い致します。