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新型メルセデスベンツ『Cクラス』

2013年12月17日

                     

ドイツの自動車大手、ダイムラーは12月16日、新型メルセデスベンツ『Cクラス』を発表した。まずは、4ドアセダンが新型に移行するらしい。


初代Cクラスは1993年に誕生。メルセデスベンツが、初めて小型セダン市場に参入を果たした『190E』シリーズの後を継ぎ、新世代のプレミアム小型セダンとして登場した。今回発表された新型は、4代目だそうだ。

新型の外観デザインは、先にデビューした新型『Sクラス』のモチーフを反映したもの。テールランプの形状や「エクスクルーシブ ライン」(旧「エレガンス」)仕様のフロントグリルに、新型Sクラスとの共通性を感じさせる。なお、「アバンギャルド」仕様は、先代同様、スリー・ポインテッド・スターがグリルに配されるという。

ボディサイズは、全長4686×全幅1810×全高1442mm。ホイールベース2840mm。先代比で95mm長く、40mmワイド、ホイールベースは80mm延びた。ボディを大型化したにもかかわらず、新型は先代比で最大100kg軽量化。これは、アルミ製ボディパネルや、新世代後輪駆動モジュラープラットホームの採用の成果だという。

新型Cクラスのダッシュボードは、メルセデスの最新デザイントレンドに沿い、新型4ドアクーペの『CLAクラス』に近い、流れるようなデザインが特徴。3本スポークのステアリングホイールや5か所の丸い空調に、CLAとの共通性を感じさせる。ただし、Cクラスは、CLAより車格が上。素材や仕上げのクオリティは、CLAよりも高いレベルが追求されるのだ。

ダッシュボード中央には、新開発のディスプレイを装備。大きさは7インチと8.4インチの2種類があり、8.4インチの場合、横幅は21.3cmのワイドデザインとなり、オートマチックのセレクターレバーは、ステアリングコラムに移動したそうだ。

新開発の「タッチパッド」も、新型Cクラスの特徴装備。先代Cクラスでは、オートマチックのセレクターレバーのある位置に、65×45mmの操作部をレイアウト。スマートフォンやタブレット型端末同様、指の動きによって、各種インフォテインメントシステムの操作を行うらしい。

また、オートエアコンには、クラス唯一のトンネル判別機能を設定。これはGPSナビゲーションを使って、あらかじめトンネルの場所を識別。トンネルに差しかかると、自動的に内気循環に切り替え、トンネル内の汚れた空気が車内に侵入するのを防ぐ装備となるそうなのだ。

欧州仕様は、発売当初、3グレードを設定。「C180」は1.6リットル直列4気筒ガソリンターボで、最大出力156ps。「C200」は2.0リットル直列4気筒ガソリンターボで、最大出力184psを引き出す。「C220ブルーテック」は2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルで、最大出力170psを発生。メルセデスベンツは、「先代比で燃費は最大20%向上」と説明しているという。

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