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E350ブルーテック

2013年07月30日

                                  

ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは欧州向けの『Eクラス』に9速ATを採用すると発表したのだ。

世界の自動車メーカーのAT(オートマチック・トランスミッション)のトレンドは、多段化。すでにドイツの大手部品メーカーのZF、英国のランドローバー、米国のクライスラーグループが、乗用車用9速ATを実用化し、米国の自動車大手2社、GMとフォードモーターも、新世代の9速および10速ATを、共同開発することで合意しているらしい。

メルセデスベンツもこの流れに沿い、9速ATの採用を決定したそうだ。メルセデスの9速ATは、「9G-トロニック」と命名し、まずは、欧州向けのEクラスの「E350ブルーテック」グレードに搭載されるという。

E350ブルーテックは、V型6気筒ターボディーゼルエンジンを積み、最大出力は252ps。9G-トロニック仕様は、欧州複合モード燃費18.8km/リットル、CO2排出量138g/kmの優れた環境性能を実現したのだそうだ。

なお、E350ブルーテックの9G-トロニック仕様は、セダンとステーションワゴンに設定。メルセデスベンツは、「120km/h巡航時、9速ギアでのエンジン回転数はわずか1350rpm。9G-トロニックにより、静粛性も引き上げられた」と説明しているという。

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