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SLSAMGエレクトリックドライブ

2013年03月30日

メルセデスが巨額の費用をかけて開発を進めてきた「SLS AMG エレクトリックドライヴ」が完成したのである。

              

 世界初の量産型EVスーパーカーの開発をめぐる争いに決着がついたのだ。軍配が上がったのはメルセデス・ベンツ。

 同じEVスーパーカーでは、アウディ「R8e-tron」のような自動車の開発・量産化が採算の問題で中止されるなか、メルセデスは巨額の費用をかけて「SLS AMG エレクトリックドライブ」の開発を進めてきたそうだ。完成したこのスーパーカーは、見た目こそガソリン仕様のSLS AMGと区別がつかないものの、そのボディには最先端の技術が詰め込まれているらしい。

 740馬力を誇る同車の電動パワートレインには、各45kgの4つのモーターが搭載され、各モーターには重量約548kg、総電量60kWh、総電圧400ボルトというリチウムイオン・バッテリーから電力が供給される。このバッテリーは急速充電器を使えば3時間でフル充電可能で、同車の最大航続可能距離は約250km。この他、同車は「ゼロ・イントリュージョン(zero-intrusion)」と呼ばれるカーボンファイバーとアルミを利用したバッテリー保護システムや、ポルシェが開発した安定制御ソフトウェア、F1カーのようなプッシュロッド・サスペンションなどを備え、技術の粋を集めたものとなっているのだ。

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