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「Bクラス エレクトリックドライブ」
2013年03月30日
ドイツの自動車大手、ダイムラーは3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13において、メルセデスベンツ『Bクラス エレクトリックドライブ』の市販モデルを初公開した。
同車は、新型メルセデスベンツ『Bクラス』をベースに開発された市販EV。2012年秋のパリモーターショー12でコンセプトカーを披露し、市販に向けた研究開発を進めてきた。米国では2014年初頭、一部州での販売を開始する計画だ。
Bクラス エレクトリックドライブは、小型MPVとして定評あるBクラスのスペースユーティリティ性能はそのままに、ゼロエミッション走行を可能にしたEV。その特徴は、リアアクスル前方に設けられた「エナジースペース」と呼ばれる空間。このエナジースペースに二次電池(リチウムイオンバッテリー)をレイアウトすることで、通常のBクラスと変わらない室内スペースを実現した。
このリチウムイオンバッテリーの充電は、米国では240ボルト/40アンペア方式。およそ100km走行分の容量を充電するなら、2時間以内で完了する。モーターは、最大出力136ps以上、最大トルク31.6kgm以上を発生。1回の充電で、最大185km(米国モード)から200km(欧州モード)走行できる。
Bクラス エレクトリックドライブは、0‐100km/h加速10秒以下、最高速160km/h(リミッター作動)の性能。まずは2014年初頭、米国で発売した後、欧州などへ拡大展開する予定だ。