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試乗感想
2013年03月09日
やばい。欲しい。『Aクラス』の感想は、まずこれであるという。
デザイン一新である。これまでの家族臭ぷんぷんで、しかも足のペダル位置がやたら高くて(衝突安全性という意義はあるとしても)違和感いっぱいだったAクラスから一転だ。このスタイル、この顔つき、この乗り心地。これはもう、Aクラスから、AAクラスと名前を変えてもらいたいくらいだという。
低くかまえたフロントマスク。その精悍なフォルムをそのまま走りにしたような、前のめりな走り。実感させてくれるのは、7G-DCTである。ATモードのまま走っていても、シフトチェンジが速度に合わせて決まる心地よさはたまらなく、特にに気持ちがいいのは、ブレーキングのときであるという。自動でさくさくとシフトダウンしてエンジンブレーキがきいていく様は、まさに胸をすく。上がるエンジン回転数とエキゾーストノートの音程の変化が胸をくすぐってくれるのだ。クルマを動かしている、というより「駆っている」感がひしひしであるそうだ。
メルセデスならではの小回りのよさ、そして、車庫入れのときにDとPをいったりきたりするときも、ハンドルわきにつけられたシフトレバーをささっと触るだけで可能である。ハンドルからいちいち手を離さなくってもできるって、なんて使いやすいのだろうか。今年は、このコンパクトクラスが輸入車の激戦区になりそうだが、まずはAクラスが弾丸スタートダッシュを決めた感がある。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★