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スペシャルシリーズ
2013年03月02日
イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリは2月28日、スイスで3月5日に開幕するジュネーブモーターショー13において、「ニュー・リミテッド・エディション・スペシャルシリーズ」を初公開すると発表したのだ。
このニュー・リミテッド・エディション・スペシャルシリーズは、いわゆる『F150』と呼ばれている限定生産車で、同車は『エンツォ』後継車となり、フラッグシップスーパーカーの位置付けなのだ。
F150は、フェラーリ初の市販ハイブリッド車になる点がハイライトで、『F12ベルリネッタ』用の6262cc V型12気筒ガソリンエンジン(最大出力740ps)に、2010年3月のジュネーブモーターショー10で初公開したフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」の最新版を組み合わせるそうだ。
最新のHY-KERS は2モーター方式で、ミッドシップにV型12気筒エンジンをレイアウトし、デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計していて、さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウトされている。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続されるそうだ。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄えるというシステムだそうだ。
このHY-KERSが、排出ガスを低減すると同時に、パフォーマンスを向上。フェラーリによると、F150はエンツォ比で 0-200km/h 加速タイムを約1割短縮。排出ガス性能はおよそ40%も低減させているというのだ。
なおフェラーリは今回、このF150の最終ティーザーイメージとして、エンブレムの画像を1点公開しているのだ。