W176モデル/ベンツA45AMGのミッションフルード交換の作業です。

このA45に搭載されているミッションは、AMGスピードシフト7G-DCTと呼ばれる724型/7速DCTミッションとなります。

DCTとは「デュアルクラッチトランスミッション」の略で、その内部構造はトルクコンバーターを使用しているATミッションとは全く別物。

変速機構はマニュアルミッションと同じ構造で、パドルシフトによるECU制御油圧クラッチになります。

ミッションケースのドレンボルトからDCTフルードの排出、以前から定期的にディーラーでDCTフルードを交換されているらしく、目立った汚れ等は見受けられません。

724型DCTミッションでは、内部のメカトロニクス部ストレーナーとは別に、外部にもDCTフルードフィルターが備わっています。

使用するフルードは、もちろんDCTミッション専用の純正フルードを、マニュアルに従って初期規定量注入。

また7G-DCTでは年式等により、純正の添加剤を同時に注入することが指定されています。

その後のフルードレベル調整は、XENTRYを使用してフルードレベルの測定モードプロセスを実行していきます。

へ。

測定モードに移行中はメーターディスプレイにFマークが点滅し、フルード温度に対するフルードレベル指定値に調整します。