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ウォーターパイプの弱点/ベンツC180
2022年09月05日
ウォーターパイプの弱点/ベンツC180
冷却水漏れにて修理ご入庫頂いた、W204型ベンツC180の作業です。
其々の車両には固有の弱点が存在しますが、このM271系エンジンで冷却水漏れとなると、まず確認しておきたい箇所が1点。
エンジン右サイドに位置する前後に繋がるヒーターパイプ、少し見えずらい箇所ですがエンジンブロック右側面/タービン周辺に水漏れ痕が存在している場合、このパイプからの冷却水漏れが最も怪しいです。
このウォーターパイプは樹脂製で成形されている為、経年劣化にて前触れ無く「クラック」が発生して漏れてくるケースが多々あります。
ブローバイパイプと一体となった部品構成にて、交換する際はパワーステアリングタンクやエアポンプのコンビバルブ周辺を分解する必要性があります。