上がらない車高…/ベンツS550

車高が上がらず自走不能に陥った、W221型ベンツS550の作業です。

フロントの車高は極限まで低下してしまっており、ステアリングを操作することも不可能な状態です。

DAS診断機によるニューマチックテストを実行すると、エアマチックコンプレッサーから発生するプレッシャーが5bar程度しか出力できない状態と判明。

コンプレッサーの出力機能低下＝コンプレッサーの不良なので、まずは新しいコンプレッサーへ交換して正常なシステムプレッシャーを確保した後、リークテストを行う流れとなります。

コンプレッサーを組み替えて、エアマチックのプレッシャー値が16barまで出力するかをまずは確認。

もちろんコンプレッサーの出力不良に伴い、作動時間超過に伴う電気的負担を考慮して、コンプレッサーのヒューズ及びリレーもリフレッシュ。

その後さらなるニューマチック点検の進行による各リークテストを実行し、エアリーク等の発生によるトラブルが存在していないか確認して作業終了です。