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ガソリンの異臭トラブル/ベンツE250
2022年06月27日
ガソリンの異臭トラブル/ベンツE250
各部定期点検にてお預かり作業を行った、W212型ベンツE250です。
このM274系エンジンでは、年数経過に伴って事前にチェックをすべき箇所が数点存在します。
そのひとつが高圧フューエルポンプのフューエルライン、通常はアルミのカバーに囲われているので取り外さない限り確認することが出来ません。
このラインからのガソリンリーク症状による異臭トラブル事例が多いのですが、初期症状では下回り等を確認してもガソリン漏れ痕すら見当たりません。
その初期症状ではエンジン始動時のみ僅かな滲みが発生、すぐに気化するので漏れ垂れてはきていませんが、よく観察するとポンプを覆うアルミカバー部にその痕跡が伺えます。
始動時のみ発生する僅かな滲み…しかしエアコンの外気導入口に近いので、室内にガソリン臭を感じる様になります。
もちろん僅かな滲みであっても危険物であるガソリンリーク症状なので、その痕跡が存在している車両は早期対処が必要。
ホース及びホースバンドを新調して、後のトラブル進行による異臭症状の悪化を未然に防ぐことになります。