メルセデス・ベンツ日本は、『SLS AMG』のスペシャルチューニングモデル『SLS AMG ブラックシリーズ』を、2月22日より日本限定25台で、販売を開始するのだ。納車は8月下旬から順次開始の予定である。

ブラックシリーズは、メルセデスAMG社のブランドスローガン「ドライビングパフォーマンス」を体現した特別なモデルで、サーキット走行など本格的なスポーツドライビングに対応するチューンアップと装備、圧倒的な存在感を示すスタイリングを兼ね備えた少量限定生産モデルなのだ。日本市場へのブラックシリーズの導入は『SL 65 AMG』『C 63 AMG クーペ』に続く第3弾である。

限定車は、AMG 6.3リッターV型8気筒エンジンに専用チューニングを施し、ベースモデル比プラス60psとなる最高出力631psを発揮し、0-100km/h加速3.6秒という圧倒的な動力性能を実現する事になる。足回りでは、トレッドを前後ともに拡大するとともに、専用チューニングを施したAMG RIDE CONTROLパフォーマンスサスペンションを採用したほか、強力な制動力と軽量化に貢献するAMGカーボンセラミックブレーキを標準装備し、さらに、AMGライトウェイト パフォーマンス ストラテジーによりベースモデルから70kgの軽量化を達成しているのだそうだ。

エクステリアは、専用デザインのボンネットとフロントエプロン、アジャスタブルリアウイングスポイラーなど、カスタマースポーツレーシングカー『SLS AMG GT3』を連想させるデザインとし、インテリアは、フルバケットシートと高級素材を組み合わせたレーシーかつ上質な空間を演出しているのだ。

価格は3250万円である。