エアコン操作を行って風量を最大にしてもブロアが廻らず＝エアコンの風が全くでなくなった、R230モデル/ベンツSL350の作業です。

エラー的にはブロアコントローラーのコミュニケーションエラーを検知、ブロアモーターの電源等を調べていくことになります。

ブロアモーター及び電源ヒュージブルリンク等は助手席側に装備されているので、足元に設置されているウーファーユニットを取り外してブロアモーターユニットへとアクセス。

単純にブロアユニットのモーター固着により、手でも廻せない状態であったので、新しく用意したブロアモーターへと組み換え作業。

古いブロアモーターの軸が妙に錆びていたのですが、年数も経過していたので「そんなものか…」と気にせずに交換してブロアを作動させると…

ブロア直後に設置されているエアコンフィルターケースより大量に水が…取り外したフィルターは水没状態でビショビショ。

ブロアモーター部に水が混入しブロアモーターが水没→錆びて焼き付きを起こして廻らなくなる…。

外気導入口を取り外して内部を覗くと、雨や洗車等で混入した水が抜けずに溜まっている状態でした。

カウルパネルを取り外して外気導入口のケースを確認すると、混入した水を排出するドレンが見事に詰まって…この詰まりによって水が抜けずにブロアモーター部へと水が溜まりモーターユニット水没…でした。